風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「東京少年」渡邊睦月 村上桃子 レビュー

東京少年」と同時発売で「東京少女」もあるらしいです。同名 映画主演の堀北真希さんを文庫本の表紙に起用しヒットしたリンダブックスのシリーズ物ですね。こういうのをライトノベル小説というのでしょうか。

ライトでもかまわないし、映画が先だっていいと思うけれど、純文学好きなおばさんには何か物足りず、これを読んではたして読書したと言えるのか、私的には言えない気がして感想を書くのを躊躇しました。でもあまり本を読まない若い人たちのために何か少しでも書いておこうと思います。

昔、おそらくあなた達のおばあさんの若い頃、つまり昭和20年代から30年代頃に高校生のための本があって(高校コースとか蛍雪時代)に付録が付いていました。なぜ私が付録本を知っているかというと、祖父母の家に行って、叔父や叔母の本箱にあるこの付録を夢中で読んでいた時期があるからなのです。その付録本と似たような感覚なんですよ。リンダブックス このシリーズは。

付録というのは単純に嬉しいものだし、付録って楽しみですやね。

だから付録を楽しむような感覚で、こういう本を読めばいいと思います。

 

東京少年」はある意味すごく切ない話。自分(女の子)の中にもう一人の自分(男の子)が住んでいるのに気づかず、初めての恋を経験する話なんです。 これだけでもちょっと興味がわかないですか? 少しでも興味がわいたなら今すぐ(古)本屋さんにでもGOGOGO〜〜!(2012.9.9)