「猫のようにしなやかに地球を歩こう」桐島洋子レビュー
桐島洋子さんは、若い頃最も影響を受けた方の一人で、著作はほとんど読んでいるはずなのですが、この本は未読でした。
桐島洋子さんは、3人の子どもの父親(アメリカ人)とは結婚せず、シングルマザーで通してきた方ですが、後に骨董商でマエストロ、食通でレーサー? スーパーマンのような、たしか15歳ほど年下の日本人の方と結婚されました。
このエッセイ集の後半には新婚時代のご主人とのお話が多く出てくるのですが、バブル前夜祭のような豪華なエピソードの数々に、桐島洋子さんを追いかけるのは、そろそろ終わりだと感じたのを思い出しました。
このエッセイ集は本棚の隅に追いやられ、二度と開くことがなく今日まできたために、未読と勘違いしてまた買い求めてしまったのでした。
このエッセイを書かれた当時桐島さんは50歳でした。もし私が未婚だとして、自分にとって非の打ちどころのない男性が現れたとしたら、もちろん結婚したいでしょうが、15歳年下ってどうよ、ちと、いえ、かなり、否、まったくもって無理!だなと思いました。
やっぱり桐島洋子さんは凄い方です!!
「猫のようにしなやかに地球を歩こう」
肝心のエッセイの中味ですが、世界各国の料理に興味ある方にお薦めです。
2010-07-19