風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「スプートニクの恋人」村上春樹

日曜日は新聞を読む時間が長くなります。
それは「読書」のコーナーがあるからです。
そこで紹介されている本は、あー読みたいとすぐに思わせる本があり困ってしまいます。

もちろんこれは興味ないからパスというのもあるし、この要約されたものを読めば充分だと思うものも多いです。

 

さて、昨日は読書欄の「著者に会いたい」というコーナーで「MURAKAMI 龍と春樹の時代」を書いた清水良典さんが紹介されていました。
清水さんという方は知りませんでしたが、この本は読みたいと思いました。

龍さんと春樹さん、私もここで何度か書いていますが、お二人は同年代で、お二人ともに感じるのは人としての「誠実さ」です。
清水さんは、さらに「彼らは時代に対する危機感をもちながら執筆している点が共通している」と。 そうですね、私も同感です。

 

さてさて、昨日の午後、春樹さんの長編で一冊だけ未読だった「スプートニクの恋人」を読み終えました。長編と言っても2日で読みましたが。

初め、わっまた例の村上流だと思って、ややへきえきしそうになった(この村上流がとても好きなときもあったのですが、現在は苦手になっています)のですが、後半になって、「あーこれは青少年のために書かれたものなのだ」と、納得しました。


兎に角、若者のための1冊、良い作品でした。

 

 

2008-11-24