風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

ジェジュン "海の時間 (Time of Sea)"レビュー

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(ジェジュンアルバムコンセプト画像)

 

2年前のJパ(韓国で毎年行われている
ジェジュンの誕生日パーティーコンサート)で
電撃的に1度だけ歌ってくれた曲です。

 

この曲は、韓国のジェジュン 

4枚目のアルバム"愛謠" (Love Song )の

1曲目に収められています。

(ミニアルバムとしては2枚目です)


ノイズのようにも聞こえる冬の海の波音に
ピアノのアルペジオ
微かに重なるストリングス


私はとても素敵だと思いました。


ジェジュンは先日のNEVERラジオで
この波音が陳腐に聞こえるかもと心配しつつ
今までの自分の曲の中ではこの曲が1番
波音に合っていると言っていたようです。


メロディーは低音(海の底の雰囲気)から始まり
徐々に上っていき、ラストは
明るさを感じるまでに昇華しています。


過ぎて行ったつらい恋
熱いためらいや恥ずかしいときめき
ぼくの心はそのままなのに
波が消し去っていく

 

たとえ苦しみ耐える時が続いても
後悔しないよ
後悔しないから
波よまた寄せてきて
(和訳お借りしました)


非常に切ない歌詞が続きますが


転調しながら少しずつ明るい方へ
向かっているように感じます。

 


間奏のチェロ
ほんのわずかなフレーズですが
たまらなく心に響きました。

 


春が来きてまただれかが
訪ねてくれるだろう


希望を感じさせてくれる
このフレーズに心が癒されて
いくようでした。


ジェジュンは少しハスキーな声で
実にのびのびととても丁寧に歌い

 

ピアノやストリングスの音色とも
よく解け合って
目の前に
絵画のような冬の海の風景が
広がりました。

 

Time of Sea

Time of Sea

2020年1月14日発売

 

アルバム "愛謠" (Love Song )

歌手 ジェジュン

 

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