風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「血と骨 上・下」梁 石白(ヤン・ソギル) レビュー

 
1930年代の大阪を舞台とし、作者の実父をモデルに、その体躯と凶暴性で極道からも畏れられた男・金俊平(キム・しゅんぺい)の、蒲鉾製造業や高利貸しによる事業の成功やその裏での実の家族に対する暴力、そしてその後の愛人との結婚による転落、遂には「故郷」である北朝鮮での孤独な死までを描いた小説。第11回の山本周五郎賞を受賞し、その後第119回直木賞にもノミネートされた(ウィキペディアより)


映画化もされ、ビートたけしさんが金俊平を演じています。

ただただ朝鮮の人の凄さを感じました。日本人と朝鮮人は顔や体格は似ていますが、中身は全く違うのだと思い知らされた感じがしました。

梁 石白さん本人も父親ほどではないにしても、経歴などを含めて普通ではない方で、現代の日本にはいないタイプの方ですね。

本はかなり面白く読みました。ぶ厚い2冊の文庫でしたが、読み進めるのが楽しかったです。(2013.8.25)