風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「半島へ、ふたたび」蓮池薫 レビュー

「拉致と決断」と前後してしまいましたが、こちらも読むことができました。現在の蓮池さんは大学の講師と翻訳の仕事をされ、さらに新潟大学の博士課程に在籍されているとのこと。同年代の私たちの誰よりも遠い未来を見つめ着々と行動を起こしていらっしゃいますね。尊敬するし、とても素敵な方だと思います。

さて、私はご多分にもれず韓国ドラマの大ファンでここ数年の夢が叶い昨年やっと韓国に行くことができたのですが、飛行機から見た美しい朝鮮半島、その感動は相当なものでした。

蓮池さんは帰国して7年経って、初めて朝鮮半島に行かれました。正確には二度目ということになりますが、最初は拉致され袋に詰められ小さな船で渡ったのです。

今回は雑誌社の取材の仕事とはいえ、ある程度ご自分の意志で行きたいところを回ることができる初の海外旅行です。

私が受けた感動の比でないだろうと思っていたら、飛行機から半島を見たのは実は二度目、最初は北朝鮮から日本への一時帰国(その時はそう思っていた)で、当時おかれていた立場から不安で一杯だったトラウマが蘇ったそうです。

ソウルに着いた蓮池さんは「韓国語ジャーナル」誌で読んだ、初めて日本を訪れた韓国人が一番驚いたことの逆チェックをしようと心に決めていました。すなわち日本は①自動販売機が多い②タクシーが自動ドアになっている③女子高校生のスカートが短い④カラスがやたらと多く、しかも大きい⑤街並みはきれいで清潔⑥路線バスの停車位置が正確などです。

昨年私が見たソウルでは、自販機とカラスは確かに一度も見かけませんでした。

タクシーには乗らなかったのでドアが自動かどうかはわかりません。またそういえば制服を着た高校生には一度も出会わなかったです。ま、私が回ったには一般的な観光地ばかりだったのでわかりませんか。

バスの停留所は、ホテルの近くに沢山あって反対車線から何度も見ましたが。みんなきちんと並んでいたのが印象的でした(つづく)(2013-01-15)