「パーフェクト・ブルー」宮部みゆき レビュー
1989年、宮部みゆきさん初の長編作品です。
一人称の俺は元警察犬(マサ)です。空前のペットブームということもあり、これからの小説には犬や猫が数多く登場しそうですよね。
夏目漱石の「我輩は猫である」が始まりだとは思うのですが、あまりにもインパクトが強かったせいか、その後の小説で動物が一人称というのはあまり読んだことがありません。
さて本題、
いいところまでいっていると思うのですが、結末が突風で非現実的過ぎる物語でした。
宮部みゆきさんはまだ2冊目ですが、もし1冊目にこれを読んだとしたら、もう読まないと思ったかもしれません。
ただ、マサの描写はとても良かったです。あーワンコってホント可愛いーと思いました。
2008-01-30