「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子他レビュー
2009年夏に読んだ本の記録です
・「漱石の妻」鳥越 碧
興味深く、読み物としても面白かったです。
・「恋する伊勢物語」 俵 万智
・「阿寒に立つ」渡辺 淳一
渡辺淳一の高校時代のクラスメイトであった天才少女画家淳子をモデルにした作品。
・「冬の花火」渡辺 淳一
歌人 中条ふみ子の物語です。
この短編集を読み、サガンに興味を持った方が結構多いようですがきっかけって面白いですね。
先日ラジオで小川洋子さんが田辺聖子さんにサガンについてインタビューしているのを偶然聞きました。田辺さんはサガンの魅力を「そんなに広い世界を書いているわけではないのだけど読者に想像の余地を残してくれるのがいい」とおしゃっていました。
サガンファンの作家は瀬戸内寂聴さんと落合恵子さんを知っていましたが、田辺さんもファンだったとは意外でした。
・「秘すれば花」渡辺淳一
能の大家、世阿弥の「風姿花伝」をわかりやすく書いてくれています。
・「暗夜行路」志賀直哉
読み込むと面白いと思いましたが暗くなりました。
2009-08-13