「放浪記」林 芙美子、「布団」田山 花袋 レビュー
森光子さんの「放浪記」の舞台裏の番組を見た後に原作を読んでいたら、田山花袋「布団」、島崎藤村「破壊」も読みたくなりました。
「布団」は本箱にあったのですが!藤村の「破壊」は見つかりませんでした!
「破壊」は一度も読んだことがなかったのかもしれません。
でも「放浪記」も「布団」も若い時に読んだきりだったのでほとんど覚えていませんでした。
ただ当時、林芙美子にはちょっと興味を持ち「浮雲」なども読んだ記憶があります。
今、並べて読むと「放浪記」より、だんぜん「布団」が面白かったです。
もっとも21世紀の今となれば、これらを並べ読み比べることもなかったの思いました。
それにしても「布団」の先生の煩悩、エロさ加減(敢えてこう書きます)が尋常じゃなくて悩ましい。
こういう部分を持っているのが男だということを女性はもっと知っておく必要があるかもしれませんね。
「布団」は短編で読みやすいので、多くの女性にも読んでもらいたいです。
2009-05-31