「君の膵臓をたべたい」 住野よるレビュー
題名の奇抜さでは群を抜きますね!
これは小栗旬さんと北川景子さん主演で映画化され大ヒットしました。
小説の方の主役は高校生ですが主演がこのお2人 年齢設定に無理があるの思ったら小説の後を映画にしているとのことで納得です。
読みながらこれは映画になると思ったし、その後の物語も知りたいと思ったので、この小説の映画化はとても良かったと思います。
さて、小説の感想。
主な登場人物はヒロイン 桜良(さくら)と「秘密を知っているクラスメイト君」とか「仲良し君」などと呼ばれている僕、そして恭子さん 3人の高校生です。
若い子の考えていることは単純だからか面白いほどサクサク読めちゃいました。そして私は最初から僕が気に入ってしまいました。僕って友達がいなくて本ばかり読んでいるのよね。でも引きこもりとかじゃなくて家族にもクラスメイトにも気づかれないほど当たり障りなく無難に日々をやり過ごしているタイプ。なんだか家にも一人いるタイプだから余計気になりました。
「共病文庫」と名付けた 桜良の日記 家族と偶然知った僕以外 誰も知らない「闘病日記」と桜良と僕のほんの数ヶ月の淡い恋の話。
恋と呼ばれたくはなさそうだけど そこにあったのは愛と呼ぶには純情過ぎる だから恋 だと私は思いますが。
その恋のお話で、 私はかなり面白かったです。
でもクライマックス 最後の日記の内容はあまり好みじゃなくて少し残念でした。
そこは女子高生の日記なので目を瞑ります。
ティーン向けの本だと思うので共感できた大人の方いらしたら是非コメントをください。(2017.8.17)