風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「桐島、部活やめるってよ」朝井リョウ レビュー

f:id:yonmini:20200418075633j:image

若い子大好き、青春小説も厭わないおばさんの私はこの小説が、新聞や雑誌の書評や広告欄に載ったものを見る度に、読みたい!と思っていました。映画も旬なうちに是非観たかったですが、もたもたしている間に終わってしまいました。

そんなこんなの後、先日、朝井君直木賞を取りました。

そして翌週の土曜日テレビで、初めて動いている朝井君をみましたがやはり中々のイケメンでした。すでにもう作家のオーラみたいなものを纏っているように感じました。

 

さて、「桐島、部活やめるってよ」は実にわかりやすい小説です。

おそらく60代くらいまでの方であれば、ふつうに読めるのではないかと思います。

書評でもっと「深い何かがあるのでしょうが、頭の悪い私にはわからなかった」といった内容のものがありましたが、さてどうなのでしょうか。

大人の私にはさほどの深さは感じませんでしたが。

 

それでも私はとても面白く読みました。登場人物の誰もがいるいる(ただしそこそこの進学校に)と思わせ、私にはその誰もが可愛らしく感じました。特に桐島の後釜リべロの風助や映画部の二人がいいです。このもっともラブリーな役、映画では神木隆之介君が演じています。彼がどれだけかっこいいか(悪いか)、映画を見ていなくても想像がつきます。

この小説のわかりやすさは、次のサイトでもわかりますね。本人以外の人がこんなにしっかり詳しく解説できるのは、わかりやすさゆえだと思います。

http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20121008
http://d.hatena.ne.jp/samurai_kung_fu/20120819

↑多くの方があらすじ、主題等をあちこちで書いていらっしゃいます。参加までに。(2013-03-03)