「何者」 朝井リョウ レビュー
前作「桐島 部活やめるってよ」がすごく好きで朝井ファンになり、次に出たこの作品で直木賞を受賞したのでかなり期待して読んだのですが、私的には疑問符がついた作品になりました。
何に対しての疑問符かというと、この平凡な作品になにゆえに直木賞かということです。しかもあまり面白くなかったです。
就活中の学生の話ですが、おそらく一流と呼ばれている大学の学生しかピンとこないのではないでしょうか。
レビューを読むと皆さん絶賛、賛同文ばかりで、私は中々感想を書けずに半年も間を空けてしまいました。
2014年1月現在我が家にも就活中の息子いる(2人も)ので学生の就活事情ははよくわかっているつもりです。
SNSの話も当然予想できる話だし、一流大学の学生はどうだかわかりませんが、他人の就活ってそんなに気になるものでしょうか。
少なくても家の息子たちは、友達の活動には刺激を受けるけれども一緒に頑張ろうという気持ちの方が強いように見受けられます。
というわけでこの作品の良さ 奥深さが今一つわからなかったので、いつかもう一度読み返してみたいと思います。(2014.1.3)