「白痴」は過去に新潮文庫100冊に入っていたと思うのですが、いつからか坂口安吾さんの本はエッセイ集「堕落論」が入っています。
「白痴」と「堕落論」(未読です)は同時代(昭和21年)に発表されました。
いうまでもなく戦後間もなくの作品で、自由にものが言えるようになって世に出た作品です。
20数年を経て再読しました。非常に面白かったです。
それに少しも古さを感じませんでした。
坂口の追っていたテーマは、現代にもきちっりと流れているのを感じます。
短編なのですぐに読むことができました。
2009-07-10