「サウスポー・キラー」水原秀策 レビュー
第3回「このミステリーがすごい!」大賞 受賞作品だそうです。
まず、ミステリー作品には、多くの賞が用意されているものだとこのネーミングとともに感心してしまいました。
村上龍氏、渾身の1冊の後の息抜きに読んだものですが、大賞を取るだけあって、よく出来た作品で面白かったのですが、いっきに読んでしまいたいと思わせるには、何かが欠けているような気がしないでもありませんでした。
前にも書いたかもしれませんが、私は、ミステリーの面白さを「続きが気になって仕方なく、いっきに読ませる」という部分をすごいと思うのですが、「ミステリー好き」と断言できるほどではありません。
その割によく読むのは、これも前に書きましたが、夫が手当たり次第にミステリー本を家にを持ち込むためです。
ところで、一つ前の読書記録で、私は村上龍さんを「男の中の男」だというように書きましたが、この水原さんは「男の中の女」のような方だと思いました。
自分の夫も男らしい人だと書いたように、私的には「男の中の女」のような方は好みではないので、作品よりまずこの作者にはあまり興味がわきませんでした。
女性の作家なら「女の中の女」、「女の中の男」のような方、どちらも猛烈に興味が湧くのですが。
2008-06-16