「小説 智恵子抄」佐藤春夫 レビュー
偶然、高村光太郎の詩集と出会い、感銘を受けたたので、佐藤春夫著「小説 智恵子抄」を引っ張り出して読みました。
いつどんなわけでこの本を買ったのかは全く思い出せないのですが、昭和49年発行とあるので随分若いというか幼い時に買っていたようです。
記憶の糸を辿ってみると、これを買ったのはその頃住んでいた小さな酪農の町に一軒だけあった本屋さんで、たぶん小さい頃テレビドラマか、何かで見た「智恵子抄」が記憶にあったためかと思います。
さて、小説 智恵子抄、これは良かった。高村光太郎についての理解も深まり、映画やドラマなどで智恵子抄が流行ったわけも納得がいきます。
高村光太郎には惚れ直しました。智恵子さんも素敵です。またこの二人を温かく見つめ続けた佐藤春夫も本当に素晴らしい方です。
高村夫妻には「究極の夫婦愛」を教えられたような気がしました。
2010-07-19