「女が自分とむきあうとき」吉武輝子 レビュー
三笠書房の「知的生きかた文庫」をご存知でしょうか。白地にグリーンのラインも目を引き、何より本のタイトルが「あー今悩んでいることそのものズバリだわ」と思うものが多く(実際には悩みというほどのものでもないことが多いのですが)、ようするに現代人のさまざまなちょっとした悩みや関心ごとに応えた文庫本です。
私の本箱の1段が、いつの間にかこの「知的生きかた文庫」に占められていて、ハウツーものは好まないハズの私もまんまとしてやられています。
本書は、もちろん結婚前に買ったものなのですが、ふと目に留まって読み返してみると、吉武輝子=雲の上の人の考え方が今では普通に受け入れられていると感じました。
女としては、私はいい時代に生まれてきたのかもしれません。
2010-07-19