「マークスの山」高村薫 レビュー

「昭和５１年南アルプスで撒かれた犯罪の種は１６年後、東京で連続殺人として開花した。

精神に＜暗い山＞を抱える殺人者マークスが跳ぶ。元組員、高級官僚、そしてまた、、、謎の凶器で殺害される被害者。バラバラの被害者を結ぶ糸は？マークスが握る秘密とは？

捜査妨害の圧力に抗しながら、冷血の殺人者を追いつめる警視庁捜査第一課七係　合田刑事らの活躍を圧倒的にリアルに描ききる本格的警察小説」

1993年に発表された第１０９回芥川賞受賞作品です。
また1995年に合田雄一郎－中井貴一、マークスこと水沢裕之－萩原聖人 、マークスの愛人高木真知子－名取裕子で映画化もされました。監督は崔洋一さんです。

441ページもある長編ですが、いっきに読めました。さすがに面白かったです。夫は今年読んだ作品中ベスト３に入ると言っています。私はそこまではいかないかもしれませんが。

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「マークスの山」

高村作品１冊目にお勧めします

2009-07-16