あの「万葉集」の編者、大伴家持の物語です。
大伴家持に関しては、少しの作品(短歌)以外は何も知らなかったので、この本に出会えたことがまずとても嬉しく、その思いは読み進めるうちに増していきました。
でも、文章が難しいわけではないのに、背景が複雑だからか、読み進めるのに時間がかかりました。
でもでも、ところどころに置かれている家持の歌がどれも凄くて(素晴らしくて)、作品に癒されながら読めたのが嬉しいかったです。
何はともあれ、大伴家持のお陰で万葉集が世に出、現代まで残っていたことがどんなに素晴らしいことであるか、あらためてしみじみと感じられました。
2011-10-26