「中国ノート」中山千夏 レビュー
30年以上も前、中山千夏という参議員がいたことを覚えている方はおられるでしょうか?
その中山千夏はそのもっと昔、名子役だったということは?
私はそのどちらも覚えています。
もっとも議員の方はたしか一期で辞めたと思いますが、この中国ノートは中山千夏さんが参議院に立つ少し前の中国旅行の話です。
国交が完全に回復した現在では中国旅行は何も難しいことではありませんが、千夏さんがいらしたのは1973年のことで、この旅行の計画書を中国に提出して実行するまでに実に2年を要したそうです。
この本は千夏さんが中国でラジオのディスクジョッキーをしているか、はたまた恋人にハガキを書いているかのような気易さで書かれているのでとても読みやすいのですが、とても重要なこと、貴重なお話ばかりで、興味深く面白かったです。 近代化著しい中国ですが、地方へ行けば、当時と変わらないかもしれませんよね。また、北朝鮮は現在も1970年代の中国と変わらないか、それ以下の暮らし、経済かもしれませんね。
中国、やはり一度は行ってこの目で見てみたいです。
2011-05-22