風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

「薬指の標本」小川洋子 レビュー

小川洋子さんを読むと懐かしさに嬉しくなります。
この懐かしさは、たとえば小学校の低学年に読んだ小公女や若草物語あしながおじさん小学館の小学2年生などに載っていた物語に再び出会ったような感じです。自分がもっとも幸せだった頃の暖かな日だまりを覗いているような感覚です。

小川さんといえば、日曜日の午前中9時~10時頃にラジオで本の話をしていらっしゃるのを2度偶然聴きました。一度目はゲストに田辺聖子さんを迎えてらしてそれはもう貴重なお話を沢山伺うことができました。二度目は昨年の秋、日本昔話に出てくるような童話の回でしたが、これもすごく良かったです。こんなにいい話を聞けるなら毎日曜日の朝はラジオを聞けばいいのに、今我が家にはラジオチューナーが無いのです。たぶん息子の部屋にはあるんですけどね。いえ、アンテナさえつければ上の息子が置いていったラジカセが使えるのですが。

というわけで、小川洋子さんはどんどん好きになります。もっと読みたいと思います。(2012-03-25 )