風の詩(うた)

ジェジュンとAB6IXを中心にK-POPの音楽レビューを書いています。読書レビューは過去記事です。

ブルクミュラー 25の不思議」飯田有抄・前島美保 レビュー

「ブルクミュラー」は、ピアノを習ったことがある人にとって最も印象に残る教本ではないかと思うのですがいかがてしょうか。バイエルの方が印象深いですか。いやいやツェルニーだよとおっしゃる方もいますか。

もちろんブルクミュラーに入る前にピアノを止めてしまう人も多いでしょうが「ピアノをやっている または、ピアノをやっていた」人の半数位はブルクミュラー25の練習曲までやったのではないかと思います。

さて、ブルクミュラーいえば25の練習曲をさしていると思うのを間違いとは思いませんが、ブルクミュラーは25番だけではありません。
25番の他は日本で出版されているものでは18番と12番があります。じゃ3冊で55曲かな。

いえ、25+18+12+ロンドも1曲あるので56曲です。

 

少なくない? 少ないですよね。 あのバイエル1冊でも106曲もあるのですから。


しかし、この数字は日本で発売されているものだけで、実際は400曲を越える作品があるんですって。オペラやバレエ音楽も多数書いているそうですよ。

上で紹介したようなブルクミュラーについて今まで知らなかったお話が25も出てくるのがこの本なのです。俄然興味がわいてきたのではないでしょうか。

是非お読みください。ブルクミュラーがますます好きになりますよ。(2014.5.10)